2026年6月11日付 公表版
当社が設置した特別調査委員会は、当社から完全に独立した外部の法律・会計の専門家のみで構成されています。 委員長は弁護士・番匠史人氏。その委員会が2026年6月10日まで調査を行い、最終報告書(公表版)を取りまとめました。
問題を理解するには、前氏がどのような立場にあったかを確認する必要があります。
ルールを定めた当人が、そのルールを無視した行動を取った。
「法令やルールを遵守し、社会的規範に逸脱することのない、誠実かつ公正な企業活動を行う。信頼性のある財務報告を重視し、会計不正につながる行動を禁止する」
「コンプライアンス基本方針」の策定者本人が、経費の私的流用を行っていた事実が認定されました。
以下はすべて、特別調査委員会が証拠にもとづいて「認定した」事実です。当社の主張ではありません。
前氏は、以下内容を、参加者が社内関係者である旨の虚偽の内容で経費申請し、会社経費を私的に流用していた事実が認定されました。
| 対象会社 | 認定件数 | 認定金額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| SAAFホールディングス(当社) | 5件 | 882,729円 | 親族会食・ゴルフ等 |
| 株式会社サムシング(子会社) | 7件 | 694,229円 | ハイヤー代を含む |
私的流用とは別に、事前稟議申請の欠如・参加者等の不十分な記載、またはその双方に該当する経費処理が、以下の規模で認定されました。
| 対象会社 | 認定件数 | 認定金額 |
|---|---|---|
| SAAFホールディングス(当社) | 337件 | 25,480,736円 |
| 株式会社サムシング(子会社) | 576件 | 32,072,560円 |
上記はいずれも会社や委員会の評価ではなく、前俊守氏本人がヒアリングの場で自ら述べた発言です。出典:特別調査委員会 調査報告書(最終報告・公表版)2026年6月11日付
特別調査委員会は、今回の問題が個人の資質だけに起因するのではなく、 組織的な内部統制の不備と相まって発生したと分析しています。
調査は問題を探すためだけでなく、事実として認められなかった事項を明確にすることも使命としています。 以下の事項については「認定されなかった」と報告書は結論づけています。
前氏とは別の元役員(α氏)について、サムシング等において「およそ業務関連性の無い店舗等」の利用等、私的流用の疑いがある経費使用が認定されています。これはあくまでα氏に関する事項であり、前氏の認定事実とは区別されます。
プロ野球シーズンシートの利用、社用車・ハイヤー利用の一部については、私的流用とは認定されなかった、または一部のみ認定という整理がなされています。
当社は調査結果および特別調査委員会の提言を真摯に受け止め、 コーポレートガバナンスの強化とコンプライアンスの徹底に取り組みます。